自動車のエンジンオイルを詳しく語ると
API規格/ILSAC規格/SAE規格 等があり
ある程度知識がある人には「あ〜あれね!」としっくりくると思いますが、
一般的には
「はぁ?意味わからんし!怒」
こんな気持ちになると思います。
怒られたくないので このページでは要点だけ簡単に
お伝えしようかと思います!
覚えてほしい事は主にエンジンオイルの役割である以下の点です。
・密封
・潤滑
・洗浄
他にも冷却や防錆等ありますが上記3点に的を絞ります。
密封について
エンジン内には高速で往復運動を繰り返すピストンと言う部品があります。
エンジンはガソリンと空気を燃焼爆発させてパワーを得ています。
この空気を圧縮してパワーを高めている部品がピストンです。
このピストンと外壁の間に隙間があると
せっかく圧縮して貯めたパワーが逃げたり
必要以上にオイルが燃焼室へ入込み、燃えてしまったりします。
適正な粘度(5W-30等の表記)のエンジンオイルを使用して隙間を密封することができます。
潤滑について
エンジン内にはピストンのほかにクランクやカムシャフトといった
1分間に数百から数千回の速さで高速回転している部品があります。
子供の頃よくやったと思いますが、扇風機の羽の中心つかんで
無理やり止めると手のひらや指が熱くなりましたよね♪
『良い子のみんなは真似しないように!』
このように高速回転している物に接触している物体は摩擦熱を発生させます。
この摩擦熱の発生を抑制軽減しているのもエンジンオイルの役割です。
オイルの潤滑性能が無ければ、熱を限りなく帯び、果ては焼付きと呼ばれる現象を起こしエンジン故障の原因になります。
洗浄について
エンジン内で燃焼爆発や高速運動をしていると言う事は
当然 煤や燃えカス、金属粉などが少なからず出ます。
そのまま放置しておくと通路が塞がったり、動きの邪魔をしたり傷をつけたりと良い事がありません。
そこでエンジンオイルは、この汚れを掴み
エンジン内に付着させないようにします。
しかし一人の人間が物を持てる量に限度があるように
エンジンオイルも汚れを掴む量にも限度はあります。
限界を超えた分の汚れは上記のよう通路を塞いだり邪魔をして
やはりエンジントラブルの原因になってしまいます。
エンジンオイルの寿命は、鉱物油や化学合成油といった種類によって大きく変わってきますので
一概には言えませんが、通常のエンジンオイルは3ヶ月または3000km以内に交換するのがいいでしょう。
※このページでは当店の見解を、なるべく分かりやすく説明したものになります。